モバイルバッテリーの処分は意外に大変
モバイルバッテリーの処分は意外に大変です。
モバイルバッテリー(モバイルブースター)は一般的なゴミとしては捨てることができません。
その為、自治体の一般ゴミ回収の不燃ゴミなどでは捨てられない特徴があります。また、小型の電子機器となり、家電リサイクル法などのルールにも当てはまらない特徴があります。
そうなると、どのようにして捨てればよいのか、いざ捨てようと思った際に非常に困ってしまうことになるでしょう。
◆えっ!?不燃ゴミやリサイクル回収もないの?
そうなんです。基本的に一般ゴミで想像がつくような回収手段が用意されていません。
そうなると、自治体の無料回収などに頼る必要がありそうですが、何とビックリ!驚くことに自治体でも回収をしてくれないアイテムになっています。
また、買い替えなどの際に引き取ってもらうようなサービスも提供されていません。
つまり、いざ捨てようと思った時に初めて処分方法を調べることになり、処分も大変で時間も掛かり一筋縄では行かない困った状態になってしまうことが考えられます。
◆じゃ、どうやって処分するの?
そこが最大のポイントです。
モバイルバッテリーの場合、JBRC(日本ポータブルリチウムイオンバッテリー共同回収機構)の協賛企業によって回収をしてもらえます。
つまり、バッテリー系の商品を販売している量販店や専門店では無料回収をしてもらうことが可能ということです。
◆JBRC協賛企業は限られる
自治体に問い合わせても一部のJBRC登録店舗を紹介されるだけで、ものすごく限定された店舗でしか対応がされていません。
多くの場合、家電量販店や工具取り扱い店などが対象となっています。
つまり、モバイルバッテリーを販売している全ての店舗で無料回収をしてもらえるわけではないのです。
意味が分かりませんよね。購入店とは違うところを探して回収してもらわないといけない場合もあります。
◆協賛企業・店舗で全てのバッテリー製品を回収してもらえるわけではない。
もっと頭がこんがらがりますよね。
様々な製品に用いられるバッテリーを、とにかく回収してもらえるわけではないのです。
基本はそのお店で取り扱っている商品(販売していた商品)でなければ引き取ってもらえません。
家電量販店であれば、家電系のバッテリー。工具店であれば工具系のバッテリーに対応しています。
JBRC協賛加盟店だからといって、全てを回収してもらえないのです。
◆もしも回収店舗が見つからない場合はどうするの?
商品の販売と元のメーカーのサイトに問い合わせるなどして、郵送で送るなどの必要があります。
ただし問題のあるような状態のバッテリーにもなると郵送するなといわれるかもしれません。
リチウムイオンバッテリーなどは膨張したり膨らんだりしている状態は非常に危険だからです。
ですので、基本的には量販店などで回収してもらえることが理想です。
◆どこに回収ボックスがあるの?
基本的にありません。
前述の通り、問題のあるリチウムイオンバッテリーがあれば危険です。
そのため、回収してもらう場合、レジの窓口に聞いて引き取ってもらうなどの必要があります。
◆とにかく不便!
リチウムイオン系のバッテリーの回収方法はまだしっかりと確立はされていません。
保管しているだけでも危険な場合があるので、ある程度しっかり処分方法は頭に入れておくと良いでしょう。
もし不安になったり迷ったりするようであれば、自治体に直接相談する方が良いかもしれません。